人生を変えたゲームとの出会い
私がゲームの世界に触れたのは、中学生の時でした。友達とお金を出し合って購入したパソコンで、ゲームを作ったことがきっかけです。当時はプログラミングが珍しくて、子どもながらに夢中になり、「ゲームを作る仕事に就いてみたいな」とぼんやり考えていました。その時は、どうすればゲームに携わる仕事に出会えるのか検討もつきませんでしたが、ゲーム業界を取り扱う番組を見て、「ゲームの仕事ってちゃんとあるんだ」と確信しました。そこから一気に将来の夢が現実味を帯びていき、高校卒業と共に上京。アルバイトをしながら独学で勉強し、イラストなどを持ち込んで、ゲーム会社に就職することができました。
今でこそ、ゲーム作りは分業化されていますが、当時のゲーム業界はまず人手がいない状況だったので、1人ひとりがなんでもやらないといけない時代。モデリングやモーションなどデザインに関わる沢山のことを経験しました。
高知でゲーム会社を立ち上げたい
最初の会社に入社後、3D技術の専門学校に通いながら、何度かゲーム業界で転職をして、デザイナーとして独立しました。独立から20年が過ぎた頃に、ふと地元高知のことが気になって調べてみたところ、人口減少、若者の地方離れ、高齢化社会という沢山の課題があることに気付かされました。特に人口の減少は高知の未来が懸念される大きな問題です。「都心に行かないと仕事がない」「やりたいことができない」など理由は沢山あると思いますが、私が高知に帰ることで何かできることがあるのでは?と思い始めたんです。
イマドキの働き方とゲーム事情
コロナ禍の中で、これまでの働き方とは全く違う「リモートワーク」の普及により、都内じゃないと大きな仕事ができないという概念は変わりました。それは、私たち社会人も、今まさに就職活動をしている学生さんもみんなが感じていることだと思います。また、e-sportsやMMOといったオンラインゲームのおかげで、昔よりもゲームが市民権を得て、ゲーム業界に興味のある若い人がとても増えていると実感しています。個人で楽しむ、世界中の人と繋がって楽しむ、時には世界ランクの人と一緒になってゲームができるイベントまであり、ゲーム人口は廃れることなくむしろ増えているように感じでいます。
そう言った状況も踏まえて、私が高知でゲーム会社を立ち上げたら、ゲームクリエイターになりたいと若い人たちの夢を高知で叶えられるのでは?と思い会社を作りました。
若い人の夢を応援する会社になりたい
今は個人でもゲームが作れる時代です。今までは1つのゲームを作るのにそれなりの人数をかけて制作する必要がありましたが、今はソフトが充実しているので、大変だった作業もソフトに任せられるようになりました。技術ももちろん必要ですが、アイディアで勝負ができるのもゲームクリエイターの魅力の一つです。
まずは3年、受注会社としてゲーム業界のことを一緒に学んでもらい、クリエイターとして成長していきましょう。25年間、ゲーム業界で培った技術とコネクションのおかげで、そのカリキュラムは用意できています。5年後には自社でゲームを作って、「高知からゲームを作って発売する」ということを目標にしています。高知にいても世界に通用する仕事がある!その新しい世界への一歩を踏み出してくれる仲間を探しています。